優幸道 | サービスメニュー | パニック障害の症状

パニック障害の大きな特徴として以下の３つが挙げられます。

「パニック発作」
「予期不安」
「広場恐怖」、「回避行動」 ・パニック発作
激しい動悸や胸の苦しみがおきる。
息苦しさ、窒息しそうな感じがする。
めまいやふらつきがおきる。
発汗、身体や手足の震えがおきる。
身体が火照る、または冷たくなる。
現実でない感じ、自分が自分でない感じがする。
気が変になるのではないかという恐怖、不安感がする。
このまま死んでしまうのではないかという恐怖を感じる。

これらの症状が突発的に複数同時に起き、１０分以内にピークに達して、３０分から１時間位で収まる発作のことをパニック発作といいます。

・予期不安
パニック障害の典型的な症状で、上記に挙げた発作のことが頭から離れず「またあの発作がおきたらどうしよう」「またあの発作が起きるのではないか」という恐怖から強い不安にかられる症状のことを予期不安といいます。　 ・広場恐怖、回避行動
予期不安が悪化していくと不安の対象がどんどん広がっていき、不安に支配された生活になっていきます。
密室やすぐに逃げ出すことが出来ない状況（バス、電車、高速道路、歯医者や美容院など）、人前で恥ずかしい思いをする場所やすぐに助けを求められない状況に自分がいることに強い不安や恐怖を感じることを広場恐怖といいます。
また、広場恐怖の対象になる場所や状況をできる限り避けようとすること。例えば、通勤や遠出の外出、旅行が出来なくなる、更に悪化していくと近所の買い物などにも行けなくなり、重要な手続きを放棄するなど、必要な場合にも外出出来なくなる。しまいには一切の外出も出来なくなってしまう。このような行動を回避行動といいます。
このような状態になると、仕事や日常生活に多大なる支障を来たすことになります。さらに約半数の患者が「自分はなんてダメなんだろう」「生きている意味がない」などの感情を持ち、うつ病も併発して症状が更に深刻化してしまいます。